9/14 平均年齢64才、3人で遡行する。
年をとると軟弱になるものだ。弱気な計画変更には直ぐ賛同する。泊の装備は車に置いて、登山口から林道を歩く。
京淵沢出合を過ぎ、登りにかかる。「行きすぎだ。まだだろう」を繰り返して下降点。不安定な急斜面を下降し、ゴーロに
出る。昔を思いだせないまま遡行開始。
怠いゴーロを歩いてナメに出る。やっと楽しい沢になる。
しばらく歩くと釜で足が止り、ドボンしたくないので右の巻き道に入る。直ぐ登山道に出、下流方向を見ると避難小屋が
見える。直ぐそこ。何回も来ているのに位置関係が分かっていない。
小屋をスタートし、樋ノ沢に入る。ナメ、ナメ、ナメ、ナメ、何処まで行ってもナメが続く。うんざりした頃、二俣に出る。この
上が中東岳になる。
右俣に入るとまだナメ。最初に右岸から流入する沢に入るとナメ。それでもナメはどうやら終了。薄いヤブに入り、やっと
土を踏む。笹ヤブを登って登山道のコルに出る。予定通りの場所だ。
数分登ると中東岳。下降してコルから左手の薄いヤブに入る。沢状になり、左俣に出合う。ナメを下降するとケルンを積
んだ二俣に到着。また、あの辛いナメが待っている。
沢の下降は水面が反射して見づらい。ただのナメだが足が出ない。何度かナメの穴にはまって転倒しながら下降する。
ナメの下降にうんざりした頃避難小屋に到着。デポ品を回収して出発。
大行沢左岸の登山道を歩いて日没直前に駐車場到着。
蕎麦と風呂を求めて秋保温泉に向かう。戻って駐車場でテント泊。