ホイットニー山
「Mt.Whitney登頂記」
西羅 誠(にしら まこと) 記
10/18に カルホルニア州ビショプ(シェラネバダ山脈の東側の町)よりハイク
アップし10/19にMt.Whitney登頂しました。
10/18 朝
デスバレーからシェラネバダ山脈を横目に車を走らせて遠くからMt.Whitney
を眺めていると、遠くからはなんだかチャッチイなーと感じた訳ですが、近づい
てみるとどうしてどうしてかっこいい。
そういうわけでとりあえず車で近づけるところまで近づいてみることにしました。
トレイルヘッドで大勢のトレッカーが身支度をしているのを見て急に登りたくな
り、急遽ビジターセンターに行きパーミットを取り登山情報も収集し、食料を調
達し出発する事にしました。
10/18 Whitney Portal Trail Head 13:30
Outpost Camp 15:30
Outpost Campに向けて歩いている時、ガイド付きのアメリカ人パーティー(10人
位)に「そんなに急いで登ると高度障害なるぞ」と指摘されましたが、すでに高度
順応していた僕はそんなアドバイスにも耳をかさず自分のペースで歩きました。
Outpost Campについた際、もう一つ上のキャンプまで無理すればいけないこと
もなさそうでしたが何だか上部キャンプは寒そうなので止めました。(笑)
又、Outpost Campは滝があり水が流れとても美しい所です。しかし10月となる
とピーク・シーズンがすぎており夜は冷え込みます、ですので滝の一部は凍っ
ていました。
10/19 Outpost Camp 4:30 出発
6:00出発の予定であったが早出のアメリカ人パーティーの笑い声に起こされ
月明かりもあったのでヘッドランプを付け出発する事にしました。
そうした事がよかったのか、普段は白いMt.Whitneyが朝日でオレンジ色に染ま
った姿を見ることが出来き感動する事が出来ました。
でも日が昇るまでの間がとても寒く、日が射してきても寒かったら帰ろうと思い
ながら登っていました。
それというのもMt.Whitneyの一般道は緩やかな傾斜のスイッチバックが続きま
す。なんの緊張感も無いのでとても寒むかったのです。
9:15 Mt.Whitney(4418m) 頂上
頂上からの眺めはとても良く、ロングスピーク(コロラド州)の時よりもよかった。
東には広大な砂漠が広がり、西にはシェラネバダの山々がつながり、改めて
アメリカの広大さを再認識した次第です。
又、頂上でラスベガスより来た消防士さんと言葉を交わしました。
13:00 Outpost Camp 帰着
下山途中、約3800m付近で登ってきた登山者20人位の人達が高度障害でばた
ばたと座り込んでいました。又、上部キャンプでテントを張って高度障害(彼の場
合頭痛)の為、テントで待ちぼうけをくっていた消防士さんの相棒が待っていまし
た。頭痛がひどいようなので水を大量に摂取するよう言っておきました。
当初の予定ではもう一泊するつもりであったが時間も早いので帰る事にしました。
とりあえずラーメンを食べ、コーヒーを飲み、傾斜の緩いスイッチバックを小走
りで下って行きました。
Whitney Portal Trail Headにかなり近づいた時にクライマーらしきパーティーに
出会い、何処を登ったんだい?というところから色々ルート等の話になり、一通
り話しおわってから相手が「君は何処から来たの?」と聞くものだから「日本だ
よ」と答えたら日本語で「僕達はサンノゼに住んでいます」と言うものだからビッ
クリです。(笑)
その後は話しながら一緒に駐車場まで行き、彼らの誘いもあり近くの温泉に行っ
てきました。温泉といっても荒涼とした大地に川が流れそこから温泉が出ている
ものです。真っ裸で入っている男性もいましたが、水着姿の女性もいたので、僕
は海水パンツをはいて入浴しました。なかなか日本の温泉とは種が違い楽しかっ
たです。
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