小川谷廊下   西丹沢
西丹沢玄倉川の支流、小川谷に行った。ここは以前にも計画したはずであるが、天気が悪かったのかなぁ、今回が初めてになる。ネパールから帰ってきて以来、ゲレンデに行ったのみであったので、本当に久しぶりの山行になる。今回は、最近沢憑いている好山会のおじさんコンビが誘ってくれた。
 
天気は最高
最初のゴルジュの入りぐちで準備する 金曜日の晩に新松田の駅に集合し、車で穴の平橋の奥、ゲートの手前まで入る。先客の大学生のパーティがいて酒盛りをしていた。ちょっと車を詰めてもらって駐車した。疲れていたのでビールを飲んで早々に寝た。

翌朝は今年一番の暑さで、水は全然冷たく感じない。入渓してすぐ最初のゴルジュで、3mくらいのチョックストン滝がある。両側に残置があり、ちょっと迷って右に取り付くが駄目で、戻って左岸を巻く。沢自体は確かに廊下状になっているところが多いのだが、水量が少ないので、大体は臍くらいまで漬かりながら通過できる。主滝(というのだろうか)は石棚(2段20m)で、一見して登れない。左壁を巻くが、高度があるということで途中からロープを使った。途中で左右に分かれるが右が登り易い。 最後に左隅がえぐれたように壊れた堰堤を通過すると河原になって終了になる。それにしても、石をコンクリで固めたような堰堤はいずれ壊れるであろう。川は花崗岩の岩盤を削りながら流れているのだから。税金の無駄使いであるばかりでなく、自然景観を壊す行為は止めて欲しいものだ。
 

丹沢らしくない丹沢の沢
石棚滝登りが主である丹沢の沢としては異色で、廊下がウリである。また、途中で横切る登山道で終了となるためツメの辛さがなく、かなりお手軽な感じがする。玄倉川の支流であり丹沢湖から入ることになるが、バスの便は期待できず、事実上車がないと入れない。最近玄倉川の下流辺りではキャンパーが水着を着て日光浴などをしているのを良く見かける。ムサい山屋の世界ではなくなりつつあるようだ。
 


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